現在資料として水彩紙に塗ってある緑色の透明水彩絵の具たちです。
増えたらその都度載せていきます。
大体買っていった順に塗っており(ダニエルスミスのものはドットカードという色見本を買って塗っています)、自分用に作っていた資料のため順不同となっております。
それと、緑は仲間分けをするのがとても難しかったので、顔料やメーカーで分けていっています。
なにかの参考になれば幸いです。
緑色の透明水彩色見本全体はこちら

緑色が、思った以上に沢山ありました。
一つ一つ見ていきたいと思います。
フタログリーン系(人工的で鮮やか)
pigment numberはPG7とPG36。
主に混色に使用する非常に鮮やかな緑です。
ビリジャンヒュー

フタログリーンです。ものすごく鮮やかな緑です。緑の基本色。
そのままでは使いにくそうですが、とにかく目を引くのでエレクトロニックで人工的な雰囲気の絵柄には合うのではないでしょうか。
自然を描くときには混色して使うことが多いと思います。
ホルベインではビリジャンヒューという名ですが、他のメーカーさんは違う名前で発売しているようです。よく使う色なので、買い足しをしたら是非比較したいと思います。
まっちベィシック グリーン

ホルベインさんのビリジャンヒューと同じ色です。
まっちさんのベーシックシリーズのものは、粒子が細かく滑らかに広がっていきます。
バンブーグリーン

こちらもフタログリーンですが、少し黄みがかった緑です。
ものすごく変わるわけではありませんが、黄みが入っている分少し温かみを感じます。
フタログリーンは緑の基本色なので、どのメーカーさんからも出ています。一つ買っておけば何かと使えるので持っておくのがおすすめです。
パーマネント系(不透明感のある黄緑)
混色済みの黄緑たちです。
賛否分かれる色のようですが私は使いやすいと感じているのでよく使います。
パーマネントグリーンNO.1

不透明感のある緑です。
パーマネントグリーンのNO.1は黄緑色でNO.2は濃い黄緑という感じ。この二色があれば木の葉や草むらを描く際の最低限の印影が付けられるという印象があるので。学童用にも向いている色だと思います。
あまり使わないという声も聞くのですが、私はこの色が結構使いやすいと思っているので手元に置いています。
白が入っていないはずなのに、何故かパルテルっぽいです。
パーマネントグリーンNO.2

NO.1と同じく、不透明感がありそのまま使えそうな濃い黄緑色です。
混色せずとも使えますが、この色を軸にして茶色や赤を混色しても自然で良い色が作れそうです。
ビリジャン&コバルト系(透明で上品な緑)
ビリジャン(PG18)やコバルト顔料で作られた絵の具たちです。
粒の感じがあるのでそれを踏まえて塗る必要がありますが、どれも自然で美しい色ばかりです。
ビリジャン

歴史ある青緑色。
フタログリーンと色味は似ていますが、本家のビリジャンは白っぽくて粒状感があります。
高価な顔料なので、絶対にこれじゃなきゃ嫌だとこだわりのある方以外はフタログリーンを使用しているのではないでしょうか。私もこの色味が上品で好きなのですが、緑はほぼ混色して使用するためフタログリーンを多用しています。
コバルトグリーン

コバルトグリーンとありますが、ホルベインのコバルトグリーンはビリジャンにコバルトブルーと白を混ぜた絵の具のようです。
とてもきれいなパステルグリーンです。混色してしまうともったいないくらい可愛い色なので、このままイラストに使う方も多いのではないでしょうか。
ホルベイン 深い森

上記のコバルトグリーンに似たお色だったのでこちらに載せさせていただきました。
緑みが強いコバルトターコイズの顔料が使用されています。
こちらも分離色シリーズの中の一つなので、薄く塗り広げれば緑と黄色が分かれて見えるとても可愛らしい色です。同じく、イラストの塗りに大活躍しそうです。
ザップグリーン系(草の茂みの色)
そのままでも使いやすい混色緑です。パーマネント系とは違い透明感があります。
持っている方も多い人気色で、会社によって顔料の配合がそれぞれ違う面白い絵の具です。
ホルベイン ザップグリーン

ザップグリーンという名が付いている商品は、木々や葉、草を描くのに適した色をしているものばかりなのですが、面白いことにメーカーによって配合されている顔料が様々なため、同じザップグリーンという名の絵の具でも色が全然違うということがあります。
ホルベインさんのザップグリーンは渋く透明感のある黄緑です。
W&Nプロフェッショナルカラー ザップグリーン

ウィンザー&ニュートンさんのザップグリーンは、ホルベインさんのものに比べて黄みが少ないように感じます。
薄く伸ばしてもあまり黄みが出ず、またあっさりとしつつ渋みもある色なので、その分どんな色味の風景画にも合わせることができると思います。
ミジェロ ザップグリーン

私が持っているザップグリーンの中で一番鮮やかな色をしています。
ミジェロというブランドの絵の具は鮮やかな事で有名ですが、ザップグリーンも例にもれず、とてもきれいな色をしています。
他のザップグリーンよりも、みずみずしい新緑を表現するのに役立ちそうな色です。
渋く暗い黄みの強い緑(オリーブグリーンなど)
渋い系の緑です。
草の影を描いたり、深い森を描いたりする時に、このようなすでに出来上がっている混色があると迷わずに済みます。
オリーブグリーン

暗くて渋い黄緑。
木や草の影の部分にそのまま使えます。透明感があるので、薄く塗り広げてもずっと美し色合いが続きます。明るい緑を少しだけ暗くしたい時の混色によく使います。
イエローグレイ

イエローと名がついているのですが、ホルベインのオリーブグリーンに色味が似ているため緑のカテゴリに含めてしまっている色です。
不透明で、厚めに塗れば下の色を完全に覆い隠すことができます。
イエローオーカーは乾いた土、こちらは水分の多い泥のようなものを描くのにに向いています。
グリーンゴールド

ウィンザー&ニュートンのものです。
黄色のページで紹介したトランスペアレントイエローの緑バージョンだと思って使っています。
濃い目に塗ればオリーブグリーンのような色味、薄く塗ると黄色になる面白い色です。
テールベルト系(人物画の下地など)
W&Nプロフェッショナルカラー テールベルト

中世のヨーロッパで、人物画(肌)の下地として使われていたことで有名な色。
透き通るような透明感があり、濃い目に塗っても濃くならない不思議な緑土です。
ミモザ

グラニュレーションカラー(分離色)シリーズのうちの一つのミモザという色です。
テールベルトの名は付いていないのですが、PG23の顔料の色をほんの少し鮮やかにしたような色で、なんとなく似ていることからテールベルトエリアに入れさせていただきました。
粒状感も相まって可愛くオシャレに塗ることができます。
ホルベイン テールベルト

ホルベインさんのテールベルトは、深く暗い濃い緑の色をしています。
透明感は全くありません。下地に使うよりは混色に使いたいと感じる色。
渋くて濃い抹茶のようなあまり透明水彩絵の具では見かけないお色なので、雰囲気の良い色が作れそう。
ホルベインの他の緑(明るい黄緑とほぼ黒な緑)
リーフグリーン

これまでの緑系絵の具の中で一番明るく黄色に近いグリーン。
木の葉を描いているとしたら、一番お日様が当たっていてキラッとしている部分に塗るような色です、
シャドーグリーン

黒のカテゴリでもよさそうなくらい暗いグリーン。
ペリレン系なので着色力が強く私は未だ使いこなせていませんが、ペリレンマルーン同様、なんとか使いこなして行きたいと思っている色の一つです。
ダニエルスミスの鉱石系
このスペースには全て、ダニエルスミスさんのプリマテックシリーズという鉱石で出来た絵の具を載せていっています。
天然鉱石の色なので大小はあれど全て粒状です、説明は簡単に済ませます。
Diopside Genuine ディオプサイト

フタログリーンとザップグリーンの混色に少しのオリーブグリーンを混ぜたような色。
Jadeite Genuine ジェダイド

フタログリーンとシャドーグリーンを混ぜたような色。
Green Apatite グリーンアパタイト

オリーブグリーンとシャドーグリーンを混ぜたような色。
Serpentine サーペンタイン

ホルベインのザップグリーンをもう少し黄色くしたような色。
Fuchsite フクサイト

キラキラしていて透明なのにパステルっぽいお色で可愛い青緑。
森の中にある静かな湖のような美しさがあります。
ニッカーデザイナースカラーの緑
ここにはニッカーさんの絵の具の緑を置いていきます。
ワカタケ

不透明で白が多く入ったパステル系のグリーンです。
とっても可愛い色で、不透明なのでそのまま塗りつぶしに使えます。
まとめ
こうしてみてみると本当に色々な緑があり、単一顔料だったり混色してあって使いやすいものもありました。
中でも各社のザップグリーンはダントツで使いやすく、黄色と混ぜれば明るめに、赤系の色と混ぜれば暗めになる優秀な混色絵の具です。
他の絵具も、混色するとどうなっていくのかこれから確認して載せていきたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。




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