染みついたら離れないプルシャンブルーの混色

透明な青

プルシャンブルー(PB27)はとても美しい黄み寄りの紺青です。

浮世絵で有名な北斎が使用した舶来物の青としても有名で、非常に力強い表現ができる色です。

歴史を調べてみると、18世紀初頭にドイツのベルリンで偶然発見された世界初の合成青色顔料で、青ではなく赤の顔料を作っている過程でできた色なのだそう。

とっても綺麗な色なのですが、私の感想としてはとにかく染みつき(ステイニング)が強い!

背景を塗ろうものならモヤモヤしてしまって上手く塗れた試しがありません(力量不足もあります)。

今回はそんなプルシャンブルーを使った混色を次々としていきたいと思います。

プルシャンブルー混色の全容がこちら

相変わらず自分の資料なので汚くてすみません💦

今回は青色を取り扱った事もあり、どのような緑ができるのか知りたかったため透明な黄色系を3色混ぜてみました。

その他、自分がよく使用する色を混ぜていきましたが、全体的にくすんだ感じで出来上がりました。

透明な黄色系を混ぜ込むと初秋の木の葉の色に

レモン色のような黄色で混ぜ込んだ結果はまあまあ鮮やかな緑でしたが、イエローディープやイエローオーカーとの混色は、今にも落ちそうな秋の木々や木の葉の雰囲気がでました。

まずパーマネントレモンとの混色↓

レモン系の色との混色は割と鮮やかなグリーンができました。

パーマネントイエローディープ(オレンジがかった黄色)との混色↓

綺麗な渋緑です。新緑ではなさそう。初秋の木の葉のイメージになりました。

イエローオーカーとの混色↓

イエローオーカーとの混色も渋いグリーンができています。木の葉というより苔の緑と言っていいかもしれません。

このような結果から、プルシャンブルーと黄色の混色は落葉間際の初秋の風景や、苔のある水分の多い森なんかを表現する絵に使用できると思います。

赤系との混色では紫というより茶色に

マゼンタとの混色はまだ紫に見えましたがそれでも暗い紫です。

他、ピロールレッドやペリレンマルーンとの混色ではほぼブラウンになるという結果になりました。

ただ、茶色と言っても中に紫が見えるので奥深い色をしています。絵画の背景などに使える色味ではないでしょうか。

ペリレンマルーンとの混色↓

とっても綺麗なパープルブラウンです。

緑と紫の混色は色々使える美しい色に

ビリジャンヒュー(PG7)との混色↓

エメラルド色の海のような青緑です。深い海の底が見えそうなくらい、透明で美しい表現ができそうです。

パーマネントバイオレット(PV23)との混色↓

これはほぼウルトラマリンの色ですね。

私は粒状感が苦手でウルトラマリンをほとんど使用しないのですが、これなら使えそうです。

ウルトラマリンが好きだけどグラニュレーション感が苦手な方はこの混色を使用すると良いと思います。

茶系やオレンジとの混色はほぼ黒に

茶系もオレンジも、プルシャンブルーと混ぜればほぼグレーか黒ですね。

特にイミダゾロンブラウンとの混色↓

びっくりするほどブラックです。

こんなに綺麗な黒になる混色は、これまで色々補色同士を混ぜ合わせてみていますが逆に見当たりません。

ライトレッド(PR101)との混色↓

ライトレッドとの混色も想像と違う色になりました。

もう少し紫っぽくなるかなと思っていたのですが、灰色ですね。

大理石じゃないけど、高級そうな石の床とか。今のところ描く予定はありませんが頭の片隅に置いておこうと思います。

まとめ

今回は透明水彩の青、プルシャンブルー(PB27)と色々な色を混ぜていく試みでした。

とにかく染みつきの強いプルシャンブルーですが、とても濃い紺色なので混色後にも渋い色が作れることが分かりました。

特に、茶系の混色でほぼ黒が作れるというのは発見です。

黄色たちとの混色も、夏の終わり~初秋のイメージで描けそうだと気が付くことができてとても勉強になりました。

それでは、この記事が誰かの何かの参考になれば幸いです。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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