ザ・ブラウンと言えばバーントアンバーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
学童用の水彩セットにはいっている茶色といえばこの色なので、皆さんになじみの深い色だと思います。
バーントアンバーの由来は、アンバー(ウンブリア地方の土)をバーント(焼く)との事で、その名の通り焦げたような焼き色が魅力的な色です。
また、そのままの使用頻度が高い色でありながら、混色に使っても簡単で自然に暗くすることができるので、まさに縁の下の力持ちポジションの絵の具といえるでしょう。
バーントアンバーの混色一覧

見事なアースカラーになりましたね。全て色々な面で使用できる素晴らしい色です。
特に、ブルーとの混色で様々な表現ができる様子でしたので青を中心に混色していきました。
いつもはあまり混色しない、ウルトラマリン、セルリアンブルー、コバルトブルーも茶色系とは混色してみたかったのでこちらに加える事にしました。
青系統の絵の具との混色で様々なグレーに
まず一番変化が激しかった青色系の絵の具との混色から書いていきます。
大きく分けると二種類の色があらわれたので分けていきたいと思います。
フタロブルーとの混色↓

セルリアンブルーとの混色↓

プルシャンブルーとの混色↓

それぞれ差はありますが、上記の3つの混色はグリーン系のグレーのような色になりました。
以下の混色はこれらとは違った色になっています。
ウルトラマリン+バーントアンバー↓

ロイヤルブルー+バーントアンバー↓

この2つは、ブルーグレーのような色味になりました。
中でもロイヤルブルー(PB60)との混色はニュートラルなブルーグレーになったのでとても使いやすそうだなと思いました。
ウルトラマリンとの混色は紫がかったグレーの方が伝わりやすいかもしれません。
緑の絵の具との混色では苔生した石ができる
ビリジャンヒュー(PG7)や、パーマネントグリーンNO.1などと混ぜてみましたが、どちらも土や岩石のようなものに苔が生えたような自然な色が出来上がりました。
特にパーマネントグリーンNO.1との混色↓では、不透明さも相まってか、とてもいい感じのアースカラーができました。

自然を描いていく際に大活躍してくれること間違いなしです。
赤系、黄色系の混色は予想通り
赤と黄色に茶色が合うというのは、大体分かっていたので予想取りの結果でした。
バーントアンバーと混ぜる事によってマイルドなイエローブラウンやピンクブラウンになります。
キナクリドンマゼンタやイミダゾロンイエローのページにも載せてあります↓
バーントアンバーをそのまま使うと強すぎると感じる場合には、ピロールレッドやブリリアントピンク、イエローオーカーなどを少し混ぜるといい感じになじんでくれることも多いでしょう。
ブリリアントピンクとの混色↓

PV23との混色はマースバイオレットでいいかも
パーマネントバイオレット(PV23)と混ぜてみましたが、ホルベインのマースバイオレットに激似だったのでそちらを使えばいいかも。
マースバイオレットを持っていない場合は、よかったらこのページを参考にしてみてください。
※実際のマースバイオレットはこの混色の他に赤茶系の顔料も含まれているようです。
まとめ

バーントアンバーが何にでも合わせる事のできる縁の下の力もちポジションだという事が伝わりましたでしょうか。
特に自然風景等を描く際にはこのような土色が無いと成り立たないほど大事な色ですよね。
赤茶系のPR101とはまた違ったこの色だけの強みを、こうした混色実験によって知ることができて本当に嬉しいです。今までは自分だけの自己満足でやっていましたが、こうしてブログに書くことができるようになったので、どこかで誰かの参考になっていればいいなといつも思っています。
というわけで、今回はバーントアンバーの混色記事でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。




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