艶っぽく惑わせる紫パーマネントバイオレット(PV23)の混色記録

透明な紫

ジオキサジンバイオレット(PV23顔料の鮮やかな紫)、メーカーによって名前が違うようですがホルベインから販売されている絵の具の名前がパーマネントバイオレットなので、ここではその名で書かせていただきます。

PV23顔料の簡単な歴史背景ですが、1950年前後に堅牢な縮合多環系顔料として生み出されたものの一つで、中でも特に着色力に優れた最高級の銘柄として位置付けられている紫だそうです。

紫色が好きな方(私も大好き)は多いと思うのですが、色々な混色の紫色と比べてこのバイオレットは鮮やかさが格別で、そのまま使用すれば光り輝いてみえるような艶っぽさがありますし、混色すれば思い通りの色になってくれるような中立さがあります。

それではいつも通り、よく使う色たちと混ぜていきたいと思います。

PV23を色々な色と混ぜてみた

紫なので、混色好きな私としましてはまず補色と混ぜる事から始めました。

その他、オレンジや緑、青、赤も一通り混ぜ合わせてみてこんな感じになりました。

補色の黄色と混ぜた色以外は、おおむね鮮やかな色味になっているのではないでしょうか。特にPG7とオレンジ系統の混色は鮮やかさを保ったまま絶妙な色になってくれました。

一つ一つ見ていきたいと思います。

イエロー系との混色でグレーにするのは難しかった

とりあえず補色と混色したい私は片っ端から持っている黄色と混ぜていきました。

しかし、補色混色大好き人間の私が心弾ませながら作業をしていったわけですが、今回は思うようにいきませんでした。

まず、グレーにならない(またはなりにくい)。

補色を混ぜると多かれ少なかれ色味は違えどグレーになるのですが、PV23と黄色の組み合わせは頑張っても茶色。配合がまずかったのか?とも考えられますが、私は茶色っぽい色しか作れませんでした

また、

イミダゾロンレモンとの混色↓

カドミウムイエローライトとの混色↓

パーマネントイエローディープとの混色↓

イエローオーカーとの混色↓

ごらんの通り、

イミダゾロンレモン、カドミニウムイエローライト、パーマネントイエローディープ、イエローオーカーの4色を試してみたのですがあまり大きな差が見られませんでした。

どの黄色でもいいんだなと思える結果になったのは大きな発見でした。

緑とオレンジを混ぜると美しく品のある色に

意外にも、緑やオレンジと合うのだなと嬉しく思いました。

配合の割合にもよりますが、緑(PG7)もオレンジも鮮やかさを保ったまま、まぶしすぎる気配だけが消えて使いやすくなったのではないかと思いました。

ビリジャンヒューとの混色↓

ブリリアントオレンジとの混色↓

きれいですね。

その他の混色はおおむね予想通りです

ブルー系との混色、赤との混色は予想通りです。

青とパーマネントバイオレットを混ぜたら青紫になるし、赤に混ぜたら赤紫になります。

赤と青を混ぜた紫よりもなんとなく鮮やかさが勝っている気がするので、使い所は多そうです。

あと、茶色を混ぜた時の結果もおおむね予想通りでした。

綺麗で好きな色だなーと思ったのはイミダゾロンブラウンとの混色↓です

ピンクっぽくて可愛らしい色になりました。

あと、使いやすそうだと思ったのはアイボリブラック(PBk9)との混色↓です。

あまり黒を使うことがないのですが、鮮やかさを抑えるために入れてみた所とても合っていたので、良い混色ができたなと思いました。

まとめ

パーマネントバイオレットは、本当に美しい鮮やかな艶っぽい色でした。

混色しても鮮やかだし、そのまま塗ってもものすごく綺麗です。

私は色を確かめるためのイラストを描くのが好きなのですが、PV23の紫を描こうとした際には上記のイラストがすぐに頭に浮かびました。

艶っぽく、人を惑わせる力があるようなイメージです。

皆さんはPV23にどのようなイメージをもちましたか?

今回はこの辺で、最後までお読みいただきありがとうございました。誰かの何かの参考になれば幸いです。

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